昨年の開催に続き、第2回目となる「インディアンムービーウィーク2020」が、キネカ大森にて9月11日(金)より、新宿ピカデリーにて9月25日(金)より開催決定(以降、順次全国公開予定)。今回は2014年~2020年にインドで公開された10作品が上映される。

年間2,000作品を超える映画が製作されるインド(※)。日本で劇場公開される作品は、そのうちのごく一部にすぎない。インディアンムービーウィーク2020では、映画製作がさかんな5つの言語圏(ヒンディー、タミル、テルグ、マラヤーラム、カンナダ)のヒット作、話題作を紹介。

このたび公開する予告編は、10作品すべてのハイライト場面を紹介する構成になっており、社会派ドラマ、スリラーやコメディ、ホラー作品まで、上映作品の多彩な魅力を体感できる。

※2018年4月1日から2019年3月末日までに中央映画検定局の検閲を受けた長編劇映画作品は55言語2,446作品。

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【開催概要】

キネカ大森 : 2020年9月11日(金)~10月8日(木)
新宿ピカデリー : 2020年9月25日(金)~(終了日未定) ほか全国順次開催予定

◎9月25日(金)から(終了日未定)
MOVIX利府/MOVIX三郷/MOVIX柏の葉/ミッドランドスクエア シネマ/MOVIX京都/なんばパークスシネマ/神戸国際松竹

◎10月9日(金)〜10月22日(木)
シネ・リーブル梅田

主催:SPACEBOX

公式サイト:https://imwjapan.com/
公式Twitter:@imwjapan


【上映作品紹介(予告編登場順)】  
主要な地域言語ごとに映画業界があるインド。インディアンムービーウィーク2020では、5つの言語の映画を上映します。


『ビギル 勝利のホイッスル』(原題:BIGIL/ 2019年/ タミル語)

監督:アトリ
出演:ヴィジャイ(サルカール 1票の革命)、ナヤンターラ(永遠の絆)、ヨーギ・バーブ(サルカール 1票の革命)

花形サッカー選手だったマイケルは、友人に代わり女子サッカー州代表チームの監督となり、全国大会に進出する。女性のエンパワーメントをテーマに据える一方、ラジニカーントに並ぶ人気を誇るヴィジャイのダンス、アクション、一人二役も盛り込み、見どころ満載。2019年の大ヒット作。
※日本語字幕版初上映


『ストゥリー 女に呪われた町』(原題:STREE/ 2018年/ ヒンディー語)

監督:アマル・カウシュク
出演:ラージクマール・ラーオ(バレーリーのバルフィ)、シュラッダー・カプール(サーホー、きっと、またあえる)

祭りの季節になると女の幽霊(ストゥリー)が現れ、若い男性をさらうという伝説がある町。仕立屋のヴィッキーはある日、謎めいた女性に出会う。その頃、ヴィッキーの友人が幽霊にさらわれる。グローバル化したゾンビのコメディ『インド・オブ・ザ・デッド』(2013年)を監督した、ラージ・ニディモールー & クリシュナDKがプロデュースと脚本を手がけたゴーストホラー。2018年の大ヒット作。
※日本初上映



『無職の大卒』(原題:VELAIILLA PATTADHARI/ 2014年/ タミル語)

監督:ヴェールラージ
出演:ダヌシュ(クローゼットに閉じ込められた僕の奇想天外な旅)、サムドラカニ(カーラ 黒い砦の闘い)、アマラ・ポール(神さまがくれた娘)

大学で土木工学を学んだラグヴァランは、花形のIT専攻でなかったばかりに職が見つからない。ようやくチャンスを掴むが、大手建設会社の御曹司と対決する。インド映画定番の「職のない若者」をダヌシュが好演した、爽やかで痛快な一作。公開年に大ヒットし、南インドの主要な映画賞で俳優賞、作品賞、音楽賞など多数受賞した。
※日本初上映



『結婚は慎重に!』(原題:SHUBH MANGAL ZYADA SAAVDHAN/ 2020年/ ヒンディー語)

監督:ヒテーシュ・ケワルヤー
出演:アーユシュマーン・クラーナー(盲目のメロディ)、ジーテンドラ・クマール

密かに愛を育んでいたカールティクとアマン。アマンが妹の結婚式のため帰郷した時、二人の関係が彼の父に知られてしまう。両親に逆らえず、アマンは許嫁との結婚を承諾するが......。インド最高裁判所は2018年9月、同性間の性行為を「不自然な違法行為」と定めた刑法第377条を憲法違反と 判決を下した。LGBTの人々が自由に愛し合う権利が認められるようになり、以後、同性カップルが登場する作品がメジャー作品としても公開されるようになった。本作は公開時に「陽気なコメディの最後に、愛と受容についての力強いメッセージがある」(フィルムフェア誌)等と好評価を受けた。

※日本語字幕版初上映  
※憲法無効というのは「憲法そのものの正当性を問う考え方」の意味。またLGBT映画は2018年以前にも小規模に公開され続けてきていた。



『お気楽探偵アトレヤ』(原題:AGENT SAI SRINIVASA ATHREYA/ 2019年/ テルグ語)

監督:スワループ R. S. J.
出演:ナヴィーン・ポリシェッティ(きっと、またあえる)‌、シュルティ・シャルマー

探偵業を始めたアトレヤは、レイプ殺人事件を調査するうちに、線路脇で身元不明死体が多数見つかる別の怪事件に絡め取られ、自身が容疑者となる。『きっと、またあえる』にも登場のナヴィーン・ポリシェッティ主演のユーモア探偵映画。笑わせるだけではなく、インド特有の事情に根差した犯罪の恐るべき実態についても鋭く切り込む、考え抜かれた脚本が見事。今年1月に行なわれたZEE シネ・アワード(テルグ語部門)で、デビュー監督賞、特別作品賞などを受賞。
※日本初上映



『浄め』(原題:SHUDDHI/ 2017年/ カンナダ語)

監督:アーダルシュ. H. イーシュワラッパ
出演:ニウェーディタ、ローレン・スパルターノ

インドを訪れた米国人女性が、バンガロールで拳銃を入手する。そこからマイソール、マンガロールと、一見ただの観光旅行にみえるその行程は、危険な使命を帯びた旅だった。インドに根深い「女性への暴力」の問題と向き合う一作。レイプやモラル・ポリシング、性犯罪を裁く法律の不備といった社会問題への告発に、戦うヒロインを導く教えとしてヒンドゥー教の神話を重ね合わせる印象的な構成。映画メディア「フィルム・コンパニオン」が選ぶ、「2010年代のカンナダ語映画ベスト25」にランクイン。
※日本初上映



『ジャパン・ロボット』(原題:ANDROID KUNJAPPAN VERSION 5.25/ 2019年/ マラヤーラム語)

監督:ラティーシュ・バーラクリシュナン・ポドゥヴァール
出演:サウビン・シャーヒル(ナイジェリアのスーダンさん、チャーリー)、スラージ・ヴェニャーラムード(アブ、アダムの息子)

ケーララ州の片田舎にやってきた日本製ロボット。頑固老人の心はロボットの登場によって変化し、一人息子との関係も揺らぎ始める。着ぐるみ感満載のロボット、中国風BGMと共に登場する「日系」ヒロインなど、脱力系コメディに見せかけて、現代のケーララ社会への鋭い皮肉を随所に散りばめる。サウビン・シャーヒルとスラージ・ヴェニャーラムード、二人の性格俳優の演技も見もの。ニュー・インディアン・エクスプレスは「今年最高の映画の一つ」と高く評価した。
※日本初上映



『ウイルス』(原題: VIRUS/ 2019年/ マラヤーラム語)

監督:アーシク・アブ
出演:レーヴァティ(マルガリータで乾杯を!)、パールヴァティ(チャーリー、バンガロール・デイズ)、クンチャーコー・ボーバン

原因不明の高熱と嘔吐で病院に運び込まれた男性は、程なく死亡する。2018年にケーララ州北部で発生したニパウイルス感染症。20年前にマレーシアで初めて確認されたニパウイルス感染症は、ケーララでは全く未知のものだった。原因究明と感染拡大防止に努めた対策本部、治療に当たった医療従事者らを描く群像ドラマ。実話に基づくメディカル・スリラー。公開時に大ヒットし、多くの映画賞を受賞した。
※日本語字幕版初上映



『僕の名はパリエルム・ペルマール』(原題:PARIYERUM PERUMAL/ 2018年/ タミル語)

監督:マーリ・セルヴァラージ
出演:カディル、アーナンディ、ヨーギ・バーブ

弁護士を目指し法科大学に進学したパリエルム・ペルマール。ダリト(不可触民)出身の彼は、仲良くなった女子学生の親族から激しい差別を受ける。インド社会の暗部であるカースト問題を、圧倒的なリアリズムと幻想的表現で描いた名作。製作は『カーラ 黒い砦の闘い』(IMW2019で上映)のパー・ランジット監督。数々の映画賞に輝いた力強い社会派ドラマ。
※日本初上映



『伝説の女優 サーヴィトリ』(原題:NADIGAIYAR THILAGAM / 2018年/ タミル語)

監督:ナーグ・アシュウィン
出演:キールティ・スレーシュ(サルカール 1票の革命)、ドゥルカル・サルマーン(ウスタード・ホテル、チャーリー)、サマンタ・アッキネーニ(マッキー)

タミル語映画だけでなく、かつては南インドの全ての言語の映画が製作されていた「映画の都マドラス」(現チェンナイ)。1940年代末、女優になろうとそこにやって来た少女サーヴィトリ。小さな役を求めて奔走していた彼女は、数年の後に大スターとなっていた。1950年代から80年代にかけての南インドの映画界を舞台にした、実在の大女優の一代記。注目のナーグ・アシュウィン監督による、ノスタルジックな伝記的フィクション。豪華絢爛なソングと古映画再現シーンが見もの。本作はタミル、テルグ2言語で製作され、ナーグ・アシュウィン監督の母語であるテルグ語でのバージョン『MAHANATI』は主要な映画賞を総ざらいした。
※日本初上映

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